小林 暁子 医師 のコメント
(小林メディカルクリニック東京)

2005年に小林メディカルクリニック東京を開業し、クリニックの理念として、自己治癒力を引き出す医療を掲げました。それ以前に大学病院勤務時代に研究していた腸内環境により深い関心をもち、患者様にも、腸内環境を改善し、全身に流れる血液の質を向上し、身体の内側から輝く美しさと健康を得て頂きたいと「便秘外来」を開始したところ大変多くのみなさまにご来院いただくクリニックとなりました。
日本全国、海外からも便秘の悩みで御来院いただく患者様の数は年々増加しております。また、最近では、腸内環境の悪化の開始年齢の若年化も気になっております。
わたくし自身も幼いころから便秘で苦労しており、その辛さは痛いほどわかります。やむを得ない状況で刺激系下剤を使用し始めて依存的に使用される方々の気持ちも同じ経験があるためよく理解できます。
刺激系下剤の使用はご自身の腸の動きを低下させて余計に下剤に依存する状況をつくる負のスパイラルに陥ります。このような誤った対処や医療現場での治療を無くし、便秘の患者様を少しでも減らせるようにと、正しい腸内環境改善の知識をもったナースを始めとする医療従事者の育成のための健美腸アカデミーの活動も行っています。
クリニックでは善玉菌の活性化を行い腸の動きを改善する便秘外来・健美腸外来において、水溶性食物繊維を簡単に5~10g摂れるファイバープロを治療開始後3~6か月最低継続していただくようになってから、便秘の改善が目覚ましく早くなり、患者様も長年の便秘から解放されて心から満足されておられます。
自分自身も1日2包のファイバープロを1日も欠かさず継続していることもあり、体重のコントロールが容易になり、免疫力の向上のためかこの15年くらい風邪もひいておりません。今後も継続していこうと思います。

小林 弘幸 医師のコメント

いつまでも、健康で若々しく過ごしたい…。
誰にでも共通の願いでしょう。それを叶えるために食事療法やエクササイズなど色々な健康法が紹介されています。私がいま一番大事だと考えるのが「自律神経のバランスと機能を整えて、全身に質のいい血液を巡らせること」。質のよい綺麗な血液を作るにはとにかく腸が健康でなければなりません。
なぜなら腸は血液を作るスタート地点だからです。
その腸の動きが悪く、便秘がちで、ドロドロの質の悪い血液が体を巡るようになると生活習慣病、肥満はもとより疲れやすい、風邪をひきやすくなる、マイナス思考になるなど、健康とは程遠い状態になってしまいます。健康で美しい腸、健美腸を保って質の高い血液を作ること、そして、その血液を全身に巡らせることが一番の健康法なのです。
その健美腸にとってとても大切なのが食事のバランス、特に不足しがちな食物繊維、なかでも食事でとりにくい水溶性食物繊維をしっかり摂取することの大切さをいつも外来でも指導しています。最近では初診7年待ちとなった順天堂大学便秘外来でも、水溶性食物繊維をしっかりとっていただくようファイバープロを導入し、治療経過の改善を認めています。